Vol.23

牧草地が好きな動物_タンチョウ

今回は「タンチョウ」の話です。日本を代表する大型の鳥類で主に北海道東部、湿原部に多く暮らしています。見てみたい!という人も多いのではないでしょうか。実は春〜秋にかけて結構な頻度で牧草地でひたすらに啄んでいるを見かけます。彼らは何を食べに牧草地に来ているのか?きっと草よりもミミズでしょう。それから今の時期デントコーンの収穫後には、地面におちたコーンを食べに集まってくるのです。

彼らもまた、農家さんからすると少々迷惑な存在。牧草ロールに穴をあけたり、コーンの美味しさを覚えたあげく牛舎内まで侵入して、牛たちの餌を食べにきては糞をしていくなど…様々な病気のリスクも高くなります。一時は絶滅の危機に瀕していたタンチョウ。数が増えてきたのはいいのだけれど…と、これもまた複雑ですね。

野生動物と人間の暮らしの境界線は非常に曖昧なものです。「共存」簡単なことではありません。農業現場に行くと痛感します。ただそれでも、自然や野生動物に対して謙虚な姿勢と思いやる心をなくしてはいけない、そう思います。

そのほかのエッセイ

Vol.01
美味しい牛乳は美味しい草から_サムネイル画像

美味しい牛乳は美味しい草から

牛たちの餌といえば牧草。美味しい牛乳を出してもらうには、まず美味しい餌から。

Vol.02
牧草の漬物_サムネイル画像

牧草の漬物

刈り採った牧草は、発酵させて長期保存。これが「サイレージ」といって、牧草の漬物のようなもの。

Vol.03
どっちが好き?_サムネイル画像

どっちが好き?

ところで、牛たちはサイレージと青草どっちが好きなんでしょう。気になることです。